【大手外資OL】公立中学校に通ってよかったと思うこと3つ

※この記事はPRを含みます。

お子さんを中学受験させて私立中学に通わせようか、公立中学に通わせようか、迷われたことはありますか?

私は幼稚園から高校まで公立学校に通いました。

小学生の時、家庭的にも金銭的余裕はある方でしたので、

私立中学受験をするか?

という話も出ましたが、結局小学生という貴重な期間に勉強ずくしというのはわたしもやる気が出ず、中学受験が実行されることはありませんでした。

公立中学校に通うと、「学級崩壊」「いじめ」「学校の授業で受験に対応できない」などたくさん不安があるかと思いますが、今となっては公立学校に通って良かったなと思うことが多いです。

この記事では、幼稚園から高校まで公立学校に通って良かった私が公立中学校に通ってよかったと感じている点に関して3つご紹介します。

「私立中学に行こうかどうしようか?」と悩んでいるお子さん自身、「私立中学校に通わせた方がいいのかな?」と心配されている親御さんに少しでも公立中学校という選択肢について知ってもらえる記事となればいいなと思います。

【公立中学校の良かった点①】社会には色々な人がいる。価値観が広がった!

1点目は公立中学校に通ったことで価値観が広がりました。

高校は公立高校の中でもトップ校といわれる学校に通ったので、高校以降は周りの生徒の多くが同じような家庭環境・親の経済力・学力でした。

次の言葉を聞くと公立中学校になんか行かせられない!と保護者の方は思われるかもしれませんが、

公立中学校はほんっとうにカオスでした…

ヤンチャしている生徒(廊下歩き回るとか、授業中の会話とか)、家庭が生活保護を受給している生徒、掛け算・割り算ができない生徒、、
本当にここは動物園か?と思ったほどに同級生の家庭状況も学力状況も異なりました。

当時は、掛け算が出来ないような生徒と一緒の教室で学ぶことで、授業が中々進まなかったり、受験で必要になるような教科書レベル以上の内容は学校で教えてくれなかったり、私自身かなり苛立っていました。

もし、私立の中学校に通っていたら大体同じような学力で、まあまあ金銭の価値観も同じような生徒が集まっており、無用に苛立ったりはしなかったでしょう。

当時はなぜ私立中学校を受験して、私立に行かなかったんだろうと後悔したこともありました。

しかし、大人になった今では「公立学校に通っていて本当によかった」と胸を張って言えるのです。

なぜだと思いますか?

それは、大学や会社の同期などの中で、ずっと私立中学校で育ってきた同年代の方と話すと、守られた小さな世界しかしらない方がとっても多いです。

小学校は公立に行っていただろう?と思われるかもしれません。

しかし、中学受験をしている子供たちの多くは、放課後は塾に通い、友人関係の中心が塾となる場合が多いです。

そして、小学校では格差が見えにくかったり、格差があることがまだ理解できていなかったです。

もちろん、私立中学に通っていても外の世界との接触があり、本当に多様な価値観をお持ちの方もいらっしゃいます。

しかし、多くの小さな世界で限られた価値観の中で育った方が社会に出た姿を見ていると、社会に出て荒波に揉まれた時に、すぐ挫けてしまったり、多様性を理解しにくく、メンタル面で弱いように感じます。

【公立中学校の良かった点②】受験が定期的にやってくる

重ねてになりますが、私は幼稚園から高校まで公立学校でした。

公立高校にエスカレーターなんてものはありませんから、高校受験に加え大学受験と大きな受験を2回経験しています。

親からすれば、「受験の回数は少ない方がいい」のかもしれません。

しかし、受験があることで高校受験というハードルのために中学校の内容を一度猛勉強して定着させました。

高校に入学したら、次の大学受験に向けて高校3年間も高校での勉強内容を定着させるためにしっかり勉強します。

エスカレーター式でもある程度のハードルはありますが、それよりも受験のハードルは高いと思います。
なぜなら受験に合格しなければ、自分の居場所はないのですから。

また、勉強の内容を定着できたというメリットとともに、受験を通して「自分で考えて、決断する・選択する」という練習ができました。

受験校を決めるには、自分の実力と適性・将来どうなりたいかなど自分自身について知った上で、学校を調べてマッチングを検討します。

この時、ご家庭によるかとはおもいますが、私の家庭ではわたしの意見を一番に尊重してくれました。

そのおかげで、受験のたびに自分自身を見つめ、考えて、決断をするという習慣がつきました。

この経験は本当に大人になってから活きてきています。

大人になると、仕事でも人生設計でも会社選びでもなんでも自分で考えて決断することが求められるようになります。

その練習を中学生、高校生の時からできるのは本当に貴重な経験です。

【公立中学校の良かった点③】少ないお金でたくさん挑戦ができる

公立学校の一番のメリットは「授業料が安いこと」にあるのではないでしょうか?

その分、私立に通っていたらかかっていたであろう授業料との差額で様々な挑戦ができるので公立学校はおすすめです。

え?どういうこと?と思われる方向けに、私の実際の体験談をご紹介しましょう!

以下は公立高校の時の経験になりますが、ご容赦くださいませ。

高校生の時、海外交流が活発な公立高校に通っていました。

毎年、様々なプログラムで生徒を海外に送り出しており、それ目当てで入学した節もありました。

高校2年生の時、念願かなって夏休みにカナダと韓国に研修に行くチャンスをGETできたのです!

カナダは複数のトップ公立高校がそれぞれ数名ずつ生徒を出し合って、総勢20名ほどで行きました。

自己負担は10万円ほどで、10日間のカナダの大学での講座受講料・往復航空券・宿泊費・食費が込みでした。

かなり、税金からの補助が出ており、破格の値段でカナダに滞在することができました。

また、韓国についても現地での高校生との交流など様々なプログラムと航空券、宿泊費、食費などがコミコミで3万円ほどでした。

こちらも教育委員会主催で公費補助があったと記憶しています。

このようなプログラムは私立高校でも実施しているところは多いです。しかしすべて私費となり、高い授業料とは別で取られるためお金はかかりますよね。

公立中学校時代も一度オーストラリア派遣に応募したのですが、新型インフルエンザの流行でプログラム自体が中止となり、いけませんでした。。しかし、その時も色々コミコミで自己負担学10万円ほどと破格の旅費でありました。

このように、かなりお金持ちの方には関係ない話かもしれませんが、お安い値段で様々な挑戦ができる(させてあげられる)公立中学校(高校)は良いのではないでしょうか?

まとめ

中学校の時に一時期、私立に行けば良かったな〜と思ったことはありますが、
■価値観が広がった
■受験が定期的にやってきて、勉強のまとめができて、考え・決断する練習ができた
■少ないお金でたくさん挑戦ができるという
3つの点から今ではいろいろあったけど公立に幼稚園〜高校まで通って良かったなと思っています。

ここだ!と思われる私立学校があるならば、私立に通うのも全然ありだとは思いますが、なんとなく私立かな。。というような状況でしたら、公立学校に通うのがおすすめです。

皆さんにとって最適な進路選択ができることをお祈りしています!

公立高校のデメリットは別記事でご紹介したいと思いますので乞うご期待!

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