【転職】退職交渉が難航したらすべきこと〜労働組合を巻き込んだ経験談〜

※この記事はPRを含みます。

私が転職活動で一番しんどかったことは書類作成や面接よりも「退職交渉」でした。とにかく揉めに揉めました。

内定を得るまでも、選考が通らなかったり、面接で納得いく話ができなかったりと辛いことがありました。

しかし、内定をGET〜!となって幸せの絶頂から退職交渉を開始し、奈落の底に落ちたのです。

今、退職交渉が行き詰まり悩んでいる方、退職交渉がもつれにもつれている方、ぜひこの記事を読んでみてください!

上司と当事者でヒートアップしてしまった場合、第三者に仲介してもらうことでお互いに冷静に対処できます。

私の体験談の中で、私の前職は労働組合がありましたのでそちらに相談にいきましたが、所属する会社に労働組合がない場合、労働組合の部分を労働基準監督署と読み替えていただいても問題ないと思います。

労働基準監督署に行く際は、音声などどのような話が会社側からされたのかを示す証拠があると動いてくれやすくなると思いますので、会社と話す際に録音も忘れずに行いましょう。

では、私の退職交渉体験談とともに、埒が明かない時の対処法をご紹介していきます!!

【転職での退職交渉】私は上司と揉めに揉めました

2021年3月下旬、面接時から「いいな!」と思っていた外資系企業から内定のご連絡をもらいました!
(正式にはエージェントを介してご連絡をもらいました!)

この時、転職先に提示された入社時期は5月の半ば。実質1ヶ月半しか時間がありませんでした。

内定連絡を得たのが金曜日の18時半ごろでその日は別件で用事があり、内定連絡を得たタイミングでは既に自宅の最寄り駅でした。

そこで、最短の来週の月曜日に課長に話をしよう!っと決めました。

そして、週明けの月曜日に課長とリーダーを呼び出して退職したい旨の話をしました。

両者とも元々他の会社に移りたい旨は薄々感じていたのか、退職にはすんなり同意してもらいました。

しかし、次の会社の入社に合わせて、5月中日での退職を申し出たところ、「ちょっと確認させて欲しい」と言われました。

私が5月中日が無理なのであれば、4月末退職でお願いします。と言うと「バイトじゃないんだからそんなにすぐに辞めれると思うなよ」と難色を示されたのでした。

その場は一旦話を終え、課長の上の部長にすぐに話を通してくれました。

翌日、朝から部長が私の元にやってきて、夕方話をしようという話になりました。

私自身、好きな部長ではなかったですし、話をしようと言う部長のテンションが怖かったので、念のため何かあった時のために音声の録音をすることに決めました。(結局、録音した音声を使うことはありませんでしたが、絶対録音しておいた方がいいですよ。。パワハラの証拠で出せばよかったと今更ながら後悔…)

部長との話の中で、中日退職は厳しい、でも4月末退職も厳しいと言われました。

「いやいやいやいや、中日退職できないのはお宅の都合でしょう。就業規則にそんな記載ないっつーの!」と私の心の声

実際に就業規則の原本を持って、面談に挑んでいました。

私も反抗心剥き出しで「就業規則には1ヶ月前の申し出で退職できると書いてますが」と言い返しました。


「就業規則には1ヶ月前に申し出ることと書いており、1ヶ月前までに承認を得ることとは書いていません。私は既に今申し出ておりますよね???
なので、会社都合で5月中日が無理と言い、4月末退職となったとしても今まだ3月末なので既に申し出ている時点で退職はできるはずです!」と理屈をこねました。

反抗心剥き出しで理屈をこねてこられ、部長もかなりイライラし、弁護士を立てて戦う準備もあると言ってきたほどです。

とりあえず、人事と確認するといってくれましたが、万が一退職できなかったら外資への転職も無くなってしまうのではないかと言う恐怖に苛まれました。

部長への信頼は0でしたので、本当に大丈夫かな?と思いました。人事に確認したふりをしてダメと言いそうという不安。。

そこで、その日部長との面談は夜の9時ぐらいに終了したのですが、そこから大胆な行動に出るのです。。

【転職での退職交渉】埒があかないなら労働組合に助けを求めよ!

夜9時を過ぎていましたが、「あ…労働組合の事務所に人がいるかな…」と思い、トイレに行ったついでに労働組合の事務所に向かいました。

すると、1名私がいた事業所の労働組合の偉い人がいらっしゃって、「ちょっと相談いいですか?」と声をかけました。

そこで、退職交渉に関して部長と話をしてかなり高圧的に弁護士立てて戦うことも示唆されたこと…

私の就業規則の読み方が間違っているのだろうか…1ヶ月前に申し出ろって書いてあるんですが…と相談し、かなり不安と言う話をしました。

それは部長に問題があるね、と言う話になり、その場に部長を呼び出して適切に対応をすることを約束させました。

また、翌日の朝に労働組合からも人事へ連絡してくれることを約束してくれました。

結果、翌日には退職願の書類を記入でき、4月末で退職できることになったのです。(中日じゃないのでちょっと不服ですけど、辞めれることに幸せを感じていました。)

辞めれるようになったのは、労働組合からの一押しとともに、今勤めている外資系企業から入社日をずらす場合は止むを得ない理由を出すように問い合わせが来ていると言う話を会社側にしたこともかなり効果があったと思っています。

外資系企業からしたら、就業規則に1ヶ月前に申し出ることとと書いてあって、1ヶ月前に申し出ている時点で何の問題があるの?ってなりますよね。

部長は「なんて勝気な会社なんだ」とぶつぶついってましたが、最終的には退職ができたのです。

皆さんご想像の通り退職までの出社日はかなり地獄でした。(部長と同じ空間にいる苦痛、同僚から向けられる好奇の目)

ですが、あの時労働組合に乗り込まないと!と思って、実際に乗り込んだことで私の人生が変わったと思っています。

労働組合がない会社であれば、労働基準監督署に乗り込むのもOKと思いますので、拉致が開かないと感じたなら第三者に助けを求めましょう。

【転職での退職交渉】そもそもすんなり退職するためにできること

また、転職するなら次は揉めないために何ができたかな、と考えることがあります。

それは、内定〜引き継ぎ〜有給消化〜退職〜入社のタイムラインを余裕を持って考えておくことです。

概ね、内定が出てから1ヶ月間の引き継ぎ期間と1ヶ月間の有休消化(所持日数による)と仮定すると、内定が出てから2ヶ月ほどのタイムラインで入社可能であることを転職先にも最初から伝えることが必要になってきます。

今回の私の場合、1ヶ月半しかなかった上に中日退職は不可(これも就業規則に書かれてないのでおかしな話なんですが)だったため、引き継ぎと有休消化が1ヶ月に凝縮されてしまいました。

いつから勤務開始可能と今の勤務先に言っていたか思い出せないのですが、選考の最初の頃と内定出るタイミングでは入社可能日が変わってくるので、要注意です。○月ですというよりも、内定出てから〜ヶ月と変化する数字でいうといいでしょう。

この入社可能日が最大の揉める原因となったため、次回転職以降は無駄な労力をかけないために余裕を持ったタイムラインで動こうと思っています。

転職先の会社も人が必要なので求人を出しているため、早くきて欲しい!と言う気持ちは山々だと思いますが、現職と転職先の間でちょうどいいラインを模索して、穏やかに転職をしましょうね!

そもそも、労働基準法を元に就業規則って書かれているので、労働基準法では退職についてどうなっているのか、知っておくと変な会社内の暗黙知を振りかざされても、言い返せるので知識をつけることも重要ですね!

今の会社での仕事で労働基準法を少しずつ勉強しているのですが、この本は初心者向けにとてもわかりやすいのでお勧めです!

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