【本音レビュー】花巻・鉛温泉「藤三旅館」冬季宿泊体験記

開湯600年の源泉100%掛け流しを堪能してまいりました!
冬の時期にレトロな木造建築が魅力の温泉旅館「藤三旅館」を訪れた体験をもとに徹底レビューします。

鉛温泉 藤三旅館とは?

岩手県花巻市に位置する「藤三旅館(ふじさんりょかん)」は、開湯600年の歴史を持ち、現代では再現困難といわれる総けやき造りの本館が特徴的な温泉宿です。

宮沢賢治田宮虎彦など文人にも愛され、「新日本百名湯」「日本温泉遺産」に選ばれるほど質の高い温泉を誇っています。

所在地:〒025-0252 岩手県花巻市鉛字中平75-1

電話番号:0198-25-2311

チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00(プランによって異なる場合あり)

予約は公式HPからどうぞ!

源泉100%掛け流しの贅沢

藤三旅館は、館内に5本の源泉を持ち、全4つの浴場すべてが**「沸かさず(加熱なし)」「薄めず(加水なし)」「循環させず(かけ流し)」**という贅沢な湯使い。

湧き出るお湯をそのまま湯船に引き込んでおり、温泉好きにはたまらない本格派です。

アクセス情報

車でのアクセス

  • 花巻南ICより 約14km(約20分)
  • いわて花巻空港より 約27km(約35分)

電車でのアクセス

  • 東北本線 花巻駅より 約19km(約25分)
  • 東北新幹線 新花巻駅より 約27km(約35分)

無料シャトルバス(花巻南温泉峡無料シャトルバス)

新花巻駅・花巻駅を経由し、鉛温泉 藤三旅館に停車する無料のシャトルバスがあります。

お迎え(行き)新花巻駅花巻駅藤三旅館 到着
1便15:1015:2516:05
2便16:1016:2517:05
3便17:1017:2518:05
お送り(帰り)藤三旅館 出発花巻駅新花巻駅
1便9:4710:3010:45

※ 運行ダイヤは変更になる場合があるので、事前に公式サイトや電話でご確認ください。

客室タイプと館内施設

1. 文化財級の本館(総けやき造り)

  • 建物の特徴:現代では再現困難な総けやき造り。レトロな雰囲気が魅力で、歴史を感じる空間です。
  • 部屋の設備
    • 冷蔵庫
    • 金庫
    • 40型テレビ
    • 冷暖房完備
    • バス・トイレ・洗面台は共同利用
  • 注意点
    • お子様の受け入れが不可
    • 木造建築のため廊下や部屋からの音が響きやすい

ポイント:昭和レトロな旅館の雰囲気を存分に味わいたい方、歴史的建築を楽しみたい方におすすめ。ただし、防音面や共同設備に抵抗がある方は留意を。

お手洗いが混むといった状況は遭遇しませんでした!

2. 鉄筋(鉄骨)造り棟

  • 建物の特徴:比較的新しい構造で、防音性や耐久性が高め。
  • 部屋の設備
    • 冷蔵庫・金庫
    • 40型テレビ
    • 冷暖房完備
    • お風呂は共同利用(部屋に浴室なし)
    • ベッドルームの選択が可能な場合あり
  • おすすめポイント
    • 音に敏感な方でも、本館よりは落ち着いて過ごしやすい。
    • 昔ながらの和室が苦手な方でも安心感がある。

ポイント:共同風呂でもOKであれば、快適に過ごしやすいタイプ。歴史的雰囲気を重視するなら本館、静かさや利便性を重視するならこちらがおすすめ。

3. 湯治部(レトロな和室)

  • 特徴:湯治場文化をそのまま体験できる自炊可能なレトロ和室。
  • 設備
    • 32インチ液晶テレビ
    • トイレ・風呂・洗面台・冷蔵庫は共同利用
    • 夏季は扇風機、冬季はファンヒーターを無料貸し出し
  • 湯治スタイル
    • 共同炊事場で自炊が可能(一定の料理道具は揃っている)
    • 長期滞在で温泉三昧したい人にはコスパ良し
  • 注意点
    • お布団の上げ下ろしは自己管理
    • 喫煙可の部屋が多いため、禁煙派は事前に消臭対応を依頼

ポイント:レトロ好きや温泉目的で長期滞在したい方向け。設備の古さや共同利用が気にならない人には魅力的。

藤三旅館のお食事レビュー

大自然に囲まれた岩手県花巻ならではの山の幸や減農薬野菜とお米、地元で採れる山菜やきのこ、世界三大漁場「三陸」の海の幸などでつくられた料理を楽しむことができます!

「灯」というお食事お頃でお食事をいただきます。
格子調の間仕切りある半個室感覚の空間は、周りの目を気にせずに楽しめます。

夕食

今回の宿泊では「竹膳」をいただきました。
メイン料理の「A5ランクの霜降り岩手和牛」は「すき焼き」でいただきました。(希望をお伝えしていないとしゃぶしゃぶになるようなので、すき焼き希望の場合は予約の際にお伝えしましょう!)

個人的にはお魚もお肉も一緒に楽しめたのがポイント高かったです☺︎

○お品書き
先付・小鉢・前菜・台物(牛しゃぶor牛すき焼き)・刺身お造り・温物(南瓜まんじゅう)・酢の物・水菓子・ご飯・吸い物・お新香

朝食

地産品を数多く使用した朝食になります。ごはん、お魚、お漬物など。岩手の大地の恵みを、朝から贅沢に味わえます。

量が少ないかな?と思いましたが、しっかりお腹いっぱいになる素朴で健康的な朝ご飯でした。

上の写真に写っていませんが、白米とお味噌汁をいただきました!
白米に関してはおかわり可能です。


藤三旅館のよかったポイント

1. 立って入れる温泉が新鮮で楽しい(女性専用時間あり)

この旅館の目玉はなんといっても“立ち湯”の白猿の湯。
湯船の深さが平均1.25mもあります。

深めの浴槽で立ったまま入浴するという珍しいスタイルを楽しめます。

通常、源泉かけ流しの温泉でも源泉湧いている場所からポンプを使いお風呂まで運日ます。

しかし、この白猿の湯は読んで字のごとく「その場所」に温泉が湧いています。

ポンプで送ることで、通常お湯は酸素に触れ、酸化して成分が変わりますが、白猿の湯では大地から送られてき恵みを、そのまま全身で味わえます。

基本は混浴ですが、女性専用の時間帯が設けられているため、女性も安心して利用できます。(女性専用時間は6:00~7:00、11:00~13:00、20:00~22:00)
※金曜10:00~14:00は清掃のため利用できません

2. 歴史とレトロな雰囲気を満喫できる

開湯600年の歴史と、総けやき造りの本館は一見の価値あり。

昭和レトロな内装や木の軋む音など、「昔ながらの温泉旅館」を味わいたい方にはたまらない空間です。

また、海街Diaryのロケ地でも利用されていますよ!

3. お湯の質が素晴らしい(源泉100%掛け流し)

単純温泉・アルカリ性単純高温泉、湯量豊富、57度の100%天然温泉。

効能も神経痛、リウマチ、胃腸病、筋肉痛、関節痛、皮膚病、神経性疾患、婦人病、糖尿病、肥満、じ疾、小児疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、病後保養等など多岐にわたります。

5本の源泉を持ち、沸かさず・薄めず・循環なしというこだわりの湯使い。

白猿の湯以外の温泉としては、桂の湯・白糸の湯・銀の湯があります。

銀の湯に関してはご家族やカップルで貸切きることのできる、プライベートな空間が自慢のお風呂です。
宿泊の方であれば、15時〜21時の間で50分間1,000円で貸し切ることができます。
空きがあるか事前にお電話で確認・予約するようにしましょう。

肌触りが柔らかく、疲労回復や冷え性改善にも期待できるため、温泉好きには理想的な環境でした。

藤三旅館の残念だったところ

1. カメムシがあちらこちらに出没

部屋の中にカメムシがお邪魔することがありますの注意書きがあります。
カメムシ捕獲用のガムテープもお部屋に完備。

1月下旬に宿泊しましたが、お部屋に合計3匹のカメムシが出没。
1匹は最初からお部屋にいて、もう2匹はお部屋の中のカメムシチェック後に出没。
廊下などから暖かいお部屋へドアの下の隙間から入ってきているようでした。

古い建物や自然豊かな立地から、春先や秋口を中心にカメムシを頻繁に見かけることがあるようです。

カメムシの死骸が放置されているなど掃除が行き届いていない印象を受ける箇所もあり、虫が苦手な方には厳しいかもしれません。

2. 営業時間終了の21時になると廊下が暗くなる

夜21時に営業を終了しますとの放送が入りました。

その放送以降は照明が落とされ、お風呂へ行く廊下やロビー付近がかなり暗くなります。

節電のためかもしれませんが、もう少し明かりがあれば安全面で安心だと感じました。

3. チェックアウト時間ピッタリに電話がかかってきた

10時のチェックアウト時間ピッタリに部屋の電話が鳴り、退室を促されました。

時間管理をしっかりしているとはいえ、10時ピッタリに電話をかけて来られたことがなかったので、やや落ち着かない印象です。

4. 廊下を人が歩くと地面が揺れる

総けやき造りの木造建築のためか、誰かが廊下を歩くと床が振動していました。

風情といえば風情ですが、敏感な方には気になるポイントです。

おすすめできる人・できない人

おすすめできる人

  • 珍しい温泉体験(立湯など)を求める温泉好き
  • 昭和レトロな建築や雰囲気が好きな方
  • 湯治スタイルで長期滞在をしたい人(湯治部利用がお得)

おすすめできない人

  • 虫が苦手な方(カメムシなど)
  • 最新設備・高級感を求める方(建物が古い)
  • 朝ゆっくりしたいのに、厳しいチェックアウトが苦手な方

まとめ:歴史・湯の質は最高、部屋選びで快適度が変わる

藤三旅館は、600年の歴史源泉掛け流しの名湯を堪能できる貴重な温泉宿です。立ち湯をはじめとする独特の湯船や湯治文化など、ほかでは味わえない体験を求める人には大変おすすめ。一方、建物の古さや虫の多さ、チェックアウトの厳格さなどで、人によってはストレスを感じる場面もあります。

  • 総けやき造りの本館 … 歴史を感じられる反面、音が響きやすく、お子様不可
  • 鉄筋(鉄骨)造り棟 … 防音性や利便性を優先したい方に◎
  • 湯治部 … 自炊もOK、長期滞在で温泉三昧が可能

自分の好みに合った部屋タイプを選び、事前に注意点を把握しておくと、より快適に滞在できます。

重ねてになりますが、この記事を読んで藤三旅館にぜひ泊まってみたい方は公式HPからご予約ください!

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